このページの要点
- 海外から日本の港にクルーズで来る方が、上陸してから船に戻るまでに知っておきたいことをまとめました。
- 上陸許可証やパスポートの扱いはクルーズ会社の案内に従い、出港時刻の1時間前には港に戻り、遅くとも帰船時間(All aboard)までに船に乗りましょう。
- 日本はチップ不要。カードが使えない店もあるので、現金(日本円)も少し用意しておくと安心です。
- 緊急時は警察110・救急と消防119。英語などで相談できるJapan Visitor Hotline(050-3816-2787、24時間)もあります。
最終確認日:2026年9月29日
上陸するときは、クルーズカードと上陸許可証を忘れずに。いちばん大事なのは帰船時間。早めに船に戻ろうね!
上陸する前に:上陸許可とパスポート
クルーズで日本に着くと、最初の港で入国審査があります。国籍やクルーズによって、パスポートで入国する場合と、指定されたクルーズ船の乗客に出される「船舶観光上陸許可」で上陸する場合があります。船舶観光上陸許可は、出港までに船に戻ることを条件に、観光のための上陸を認める制度です。
- 上陸するときは、クルーズカード(乗船証)と、クルーズ会社から持ち歩くように言われた書類(上陸許可証やパスポートなど)を必ず持ちましょう。
- 免税の買い物や、トラブルのときに身分を確認されることがあります。
- パスポートの写真のページを、スマートフォンで撮影しておくと安心です。
帰船時間(オールアボード)を守る
- 船内の案内(デイリープログラム)に書かれた帰船時間(All aboard)までに、必ず船に戻りましょう。出港時刻になると、船は乗客を待たずに出港します。
- 日本の港では、街の中心から港まで離れていることがあります。シャトルバスの最終便の時刻や、道路の渋滞も考えて、出港時刻の1時間前には港に戻るつもりで行動しましょう。
- スマートフォンの時計が日本時間(UTC+9)になっているか確認しましょう。
- 遅れそうなときは、すぐに船のポートエージェント(寄港地の代理店)に連絡します。連絡先は船内の案内(デイリープログラム)やクルーズカードに書かれていることが多いので、上陸前に確認しておきましょう。
お金:現金・カード・チップ
- チップは不要です。レストランやタクシーでも、チップを渡す習慣はありません。
- クレジットカードやスマートフォン決済が使える店は増えていますが、小さな飲食店や屋台、地方の店、寺社の拝観料などでは現金のみのこともあります。
- コンビニエンスストアなどのATMでは、海外で発行されたカードで日本円を引き出せることが多いです。
- 港のターミナルに両替所やATMがないこともあります。船内で両替できるかも確認しておきましょう。
移動:シャトルバス・タクシー・電車
- 大型船が寄港する日には、港から街の中心や駅までのシャトルバスが運行されることがあります。運行の有無や行き先、料金は港や船によって異なります。
- タクシーは港のターミナル前に並ぶことが多いです。行き先を日本語で見せられるよう、地図や住所を画面に表示しておくとスムーズです。
- 電車やバスでは、交通系ICカード(Suica、ICOCAなど)が便利です。クレジットカードのタッチ決済で乗れる路線も増えています。
- 各港の着岸場所や街へのアクセスは、寄港地ガイドで港ごとに紹介しています。
通信:Wi-Fiとスマートフォン
- 港のターミナルや観光案内所、駅などで無料Wi-Fiが使えることがあります。
- 寄港地で地図アプリを使うなら、日本で使えるeSIMやモバイルデータを用意しておくと安心です。
- 船内のWi-Fiは有料のことが多いので、港に着いてから使うのも一つの方法です。
買い物と免税(2026年11月から制度が変わります)
- 日本の免税制度は、2026年11月1日から「リファンド方式」に変わります。免税店ではいったん消費税込みの価格で買い、出国するときに税関で持ち出しの確認を受けたあと、消費税分が返金されるしくみです。
- 船舶観光上陸許可で上陸した方などの手続きも見直されています。免税で買い物をしたいときは、お店とクルーズ会社に手続きを確認してください。
- 免税店は日本政府観光局(JNTO)の免税店サイトで探せます。
知っておきたい日本のマナー
- ごみ箱が少ないので、ごみは持ち帰るか、コンビニなどのごみ箱を使いましょう。
- 温泉や銭湯では、タトゥー(入れ墨)がある人の入浴を断る施設があります。事前に確認しましょう。
- 電車やバスの中では、電話での通話は控えるのがマナーです。
- 寺社や店の中、人の写真を撮るときは、撮影してよいか確認しましょう。
- 日本では、道路で車は左側通行です。道路を渡るときは右側から来る車に注意しましょう。
天気・台風・地震
- 夏から秋(特に8〜10月)は台風が来ることがあり、寄港地の変更や寄港時間の短縮、寄港の中止が起こることがあります。
- 海の近くで強い揺れを感じたり、津波の警報が出たりしたら、すぐに高い場所へ避難しましょう。
- 観光庁が監修する無料アプリ「Safety tips」では、地震や津波、気象の警報を多言語で受け取れます。
緊急時の連絡先
| 警察(事件・事故・盗難) | 110 |
|---|---|
| 救急車・消防(病気・けが・火事) | 119 |
| 海の事故(海上保安庁) | 118 |
| Japan Visitor Hotline(日本政府観光局) | 050-3816-2787(海外から +81-50-3816-2787) 24時間365日。英語・中国語・韓国語。事故や病気、災害のときの相談や観光案内。 |
| 船のポートエージェント(寄港地の代理店) | 船内の案内(デイリープログラム)やクルーズカードで確認。帰船に遅れそうなときや、船に関することの相談先です。 |
110・119・118は、公衆電話を含むどの電話からも無料でかけられます。体調が悪くなったときの病院の探し方は、JNTOの「具合が悪くなったときのガイド」が参考になります。
よくある質問
Q1日本の港で上陸するのにビザは必要ですか?
国籍やクルーズによって異なります。ビザが免除される国籍の方はパスポートで入国できます。また、指定されたクルーズ船の乗客には「船舶観光上陸許可」という特別な上陸許可が出されることがあります。詳しくはクルーズ会社の案内に従ってください。
Q2日本ではチップが必要ですか?
必要ありません。レストランやタクシーでもチップを渡す習慣はなく、渡そうとすると断られることもあります。
Q3日本でクレジットカードは使えますか?
多くの店で使えますが、小さな飲食店や屋台、地方の店、寺社の拝観料などでは現金しか使えないこともあります。1日分の現金(日本円)を用意しておくと安心です。コンビニのATMでは海外のカードで現金を引き出せることが多いです。
Q4旅行中に病気やけがをしたら、どこに連絡すればよいですか?
救急車は119です。英語・中国語・韓国語で相談できる日本政府観光局(JNTO)の「Japan Visitor Hotline」(050-3816-2787、24時間365日)でも、病院の案内などを受けられます。
Q5帰船時間に遅れそうなときはどうすればよいですか?
すぐに船のポートエージェント(寄港地の代理店)(船内の案内(デイリープログラム)やクルーズカードに連絡先が書かれていることが多い)に連絡してください。船は出港時刻になると待ってくれないため、出港の1時間前には港に戻るつもりで行動しましょう。
出典・参考情報
- 日本政府観光局(JNTO)「Japan Visitor Hotline」
- JNTO「Safety tips」
- JNTO「Guide for when you are feeling ill」
- 出入国在留管理庁「出入国在留管理政策懇談会資料(令和7年5月30日)」(船舶観光上陸許可)
- 国税庁「輸出物品販売場制度のリファンド方式への見直し」
- JNTO「Japan. Tax-free Shop」
最終確認日:2026年9月29日。制度や連絡先は変わることがあります。出発前と上陸前に、クルーズ会社の案内と公式の情報を確認してください。